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 更新 :2005/04/07 11:48
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義

回 商業主義の功罪

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最近の「マンガ」っておもしろいですか?
マンガに関するページを作っておいて、のっけからなんですが、皆さんは最近、「これは凄い」と思えるマンガ作品に出合われたでしょうか?私はあんまり無いです。
思い出の作品。「かねやん」の場合
まあ、私のように長い間「マンガ」を読んでいるとそれなりに思い入れの有る作品等がありますので、数え上げるときりが無いのですが、ちょっと思いつくまま私の心に残っている物を抜き出してみます。
AKIRA あっかんべェ一休 アフター0
アリオン 宇宙課課付エヴァ・レディー EDEN
帯をギュッとね! 風の谷のナウシカ 肩幅の未来
銃GUNNM夢 寄生獣 きっとかわいい女の子だから
機動警察PATLABOR 銀のロマンティック・・・わはは 攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL
コスモス・エンド SILENTRUNNER さすがの猿飛
THE FIVESTAR STORIES GENOMES ジャスティ
SHADOWSKILL 修羅の刻 人類ねこ科
Spiritof Wonder 聖狼少女 重機甲兵ゼノン
仙術超攻殻ORION 超人ロック ディスコミニケーション
地球へ 電夢時空 童夢
とべ!人類 ドミニオン ナイン
夏子の酒 人魚の森 VIANELLEASTRE
ハイパークラブ 始まりの惑星 秘拳伝キラ
ヒューマンリーグ ブラックマジック BEFREE!
VOICE ぼくの地球をまもって マップス
みゆき モンスター RUSH
ラブシンクロイド Ringlet−リングリット− LAWMAN
LOSTANGEL 我が名は狼 笑う標的
ONENIGHT IN THE CITY
などなど、本当に思いつくだけを書き出してみてもこれくらいにはなります。しかしながら、思うのが、最近の作品が殆ど登らないという現実です。
ボクハエスエフダイスキナンデスケド・・・
最近ではあまり「これは凄い」と思えるマンガに出合う機会が減ってきているように思えます。まあ、歳を取ってますから感性が鈍ってきているのかもしれませんが、全体的に観て、現時点での売れ筋を狙うあまり、作品のテーマやストーリの作りこみが十分でないまま「マンガ」が量産されているように思えます。そのため、その時の時流には乗れても数年経っただけで、作品が色あせてしまい、心に残りにくくなっているように思えるのです。
わたしが、学生時代を過ごした’80年代はけっこう、いろんな会社が野心的なことをやってて私の好きなSF・ファンタジー系の作品も多く生まれていたのですが、最近ではこれらの売上の少なさから、この様な系統の作品はめっきり減ってしまっています。
(大体あの頃はサンデーとかのトップメジャーでもSFやってたもんなー。今回野心的に始まったブレイブ猿’sはあっと言う間に終わちゃったけど・・・(T_T))。
あの頃のパワーが士郎正宗さん、大友克洋さん、山下育人さん、きお誠児さん、伊藤岳彦さん、田中雅人さん、外薗昌也さん、藤原カムイさん(あああ、止まらん様になる、ここらで止めときます)などを生み出してきたように思えるのですが、最近ではこれらのようなパワーを感じなくなっています。
商業主義はよいことだ・・・・
確かに、商業主義による作品の打ちきりに哀しい思いをしたことは多々あるのですが、雑誌自体の存立を考えた場合、売れない作品を長々と掲載していては赤字になりかねませんから、これらの処遇は当然のことなのです。
この部分が商業主義の功績の部分なのですが、人気の無い(売れない)作品をどんどん淘汰することにより、雑誌の運営が安定し、漫画雑誌自体の発行部数及び漫画雑誌の種類の増加につながりました。これにより、それまで以上に漫画作品が多くの掲載場所を得たことになり、若手漫画家の台頭を招いてきたのです。
多くの掲載場所を得た若手漫画家たちは、自分の作品が人気作となるようにひたすら努力しました。それにより、その時代の時流に乗った多くの人気作が出てきたことは疑い様がありません。この様に、雑誌の販売やマンガコミックの販売という側面から見た場合、時流に乗った「マンガ」を商品として流通させることは、何らおかしいことでは無いですが、その為に作品のテーマや内容がおろそかにされている様に思えることが多くなってきた事が、少し哀しいですね。
まあ、商業主義の目安をどこに置くかというは難しい問題だと思われます。
結局誰のせきにんやねん!
ただ、今までは原因を出版する側だけに限って言及してきましたが、造り手となる側にも問題があると思われます。私と違い、作家の方々は才能に恵まれているとはいえ、やはり人の子、そんなに素晴らしいテーマや内容が次から次へと生まれてくるはずは無いと思われます。(皆さんネーム作りの苦労をギャグにされますし・・・)。しかし、現在の「マンガ」作成のシステムにおいては作家さんも「アイデアが出ないから書かない」とは行かない状況と成っているようです。当然、人気のある作家さんなら雑誌の売上の底を支えるために何がしらかの作品の連載を求められるでしょうし、中堅どころの作家さんたちも、常勤してくれているアシスタントさんの食い扶持は稼がねばならないでしょう。この様な状況が及ばない恵まれた作家さんもおられますが、そんな例は数少ないように思えますので、よって、中途半端「マンガ」が濫造される事と成ってしまいます。
まあ、濫造されると言っても最近の作家さんのレベルは高いですので、昔の一般レベルと比べれば新人の作家さんでさえ画質やストーリー展開なども洗練され、雲泥の差があることは確かなのですが、昔と違い、出版される雑誌の数が余りに多くなりすぎているので、昔ほどの激しい競争をしなくても何とか生き残れるスペースがあることも、作品の質を考えなくする原因となっているのかもしれません。

まあ、なんにしても、一番悪いのは、優れた作品を求めないで、今の現状で満足してしまっている我々読者なのかもしれません。

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