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「たまネ通」00392号　2002/12/04(水)
　【年末に、未来に思いを、はせてみる。】
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◆雑誌情報
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◇週刊少年サンデー
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2439.html
　★最終回 "旋風の橘" 猪熊しのぶ

◇週刊少年ジャンプ
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2435.html
　★新連載・巻頭カラー "グラナダ-究極科学探検隊-" いとうみきお

◇週刊少年マガジン
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2440.html

◇ビッグコミックオリジナル
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2441.html
　☆巻頭カラー "三丁目の夕日" 西岸良平
　☆巻中2色カラー "光の島" 尾瀬あきら＋森口豁
　☆シリーズ掲載 "沈夫人の料理人" 深巳琳子
　☆シリーズ掲載 "火消し屋小町" 逢坂みえこ

◇WEEKLYビッグコミックスピリッツ
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2433.html
　☆シリーズ掲載 "ギャラリーフェイク" 細野不二彦
　★読切 "ラウンドガール" 花沢けんご

◇週刊漫画サンデー
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2438.html
　☆巻頭カラー "雀ゴロ血風録 烈" 地引かずや＋北野海人
　☆シリーズ掲載 "最期の食卓" 鈴木あつむ
　☆巻中2色カラー "ホロ酔い酒房" 長尾朋寿＋里島美和
　☆不定期掲載 "馬券トラッカー" 浅田圭

◇WEEKLYヤングマガジン
　http://www.manganetto.com/detail/zasshi/mag2434.html
　★新連載・巻頭カラー "熱血番長 鬼瓦 椿" 横山了一
　☆新シリーズ開始 "おっぱいジョッキー" 木山道明＋チャーリー☆正
　☆不定期掲載 "あめっこ兄弟" 小形孝義
　☆別冊から本誌へ掲載 "今日の5の2" 桜場コハル
　☆隔週掲載 "莫逆家族" 田中宏
　☆月一掲載・巻末カラー "バカ姉弟" 安達哲


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◆「たまネな日記帳」
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　師匠も走る忙しさの月と言う事で、とうとう師走となってしまいましたね。
　なんか、この1年は殊更早かった様に思うんですが、「まんがネット」は殆
ど何も進展していないんで、頭を抱えるばかりです。
　年が明けると、この「まんがネット」2年と半を過ぎ、3年まであと半年と
なってしまうんですが、一応、事業化までの目処を3年と考えていた私にとっ
てはここ半年が勝負の時期になると思っています。
　景気の低下(普通化?)から、消費不況(普況)などと呼ばれ、その煽りを受け
た形で、出版業界もつらい戦いを続けている事は間違いなく、小学館が赤字を
だしたとかが先日もニュースになっていたりしましたしね・・・
　そんな出版業界、今となっては会社の面子より生き残りの方策を立てる方が
先決になった様で、なりふり構わぬ企画に走り出した様です。
　曰く、少年サンデー、ヤングサンデー、少年マガジン、ヤングマガジンの
4誌が合同で行ったモー娘グラビア&テレカプレゼント企画です。
　4誌それぞれで週をずらしたりして他紙の部数を下げない様に配慮しつつ、
4種類のテレカをそれぞれの雑誌が100名ずつにプレゼントするという企画です。
熱狂的なモー娘ファンなら、4種類全部を集めたいでしょうから、それぞれの
雑誌を買って応募する事になります。(こんな人が本当にいるのかは疑問だが)
　まあ、プレゼント連動はともかく、モー娘のグラビアを載せることである程
度の部数伸びは期待できますから、今までも単独でそれぞれの雑誌が起用はし
ていましたが、ここまであからさまにライバル関係の雑誌と会社がタッグを組
んだ企画は記憶にありません。
　グラビア企画については、モー娘に限らず、販売部数を伸ばすためにヤング
系雑誌では毎週表紙を飾るのは当たり前になっていますし、実際にそれで部数
が伸びているそうですから、漫画を楽しむという感覚で漫画週刊誌を買うとい
う感覚より、時間つぶしの雑誌を買うのにフェロモン出しまくりの女の子が沢
山載っている方が購買意欲をそそると言う感覚の方が購入層の大半以上を占め
ている現実がこの様な現象を引き起こすのでしょう。
　私個人としては、当然、上記の様な風潮は余り好きではありません。
一番厭な事は、最近の雑誌は駅で買うときにも一々値段を気にしないといけ無
い事です。
　昔はよほどの事が無い限り、漫画週刊誌の値段なんかは変化しなかったので、
決まった金額を用意して雑誌を取ってすぐさまその金額を放りだせば、その場
をすぐに立ち去れた物ですが、買う方が一々値段を気にしないといけない最近
のこの状況は何とかして貰いたいと常々思っています。
　大体、グラビアや企画物のカードが入っているときなどが高くなるんですが、
販売部数を伸ばす為の企画を打つための料金を無理やり全員から巻き上げてい
る訳で、漫画自体を楽しみたい私などは、
「そんな企画なんぞは要らんから本体を安せんかい!!」
と、言いたくなります。或いは、
「企画なら、自分らの身銭を切らんかい!!」
とも思います。
　まあ、上記の様に自分の不必要な部分に対するコストを強制的に払わされる
と言う現在のシステムは、究極を言えば、将来的には情報だけを通信回線でダ
ウンロードして、薄型の専用表示装置で漫画を読むような事が実現すれば、あ
る程度問題の解決に期待が持てますし、自分の好きな漫画だけをダウンロード
するという雑誌の形態も出きるかとは思いますが、そうなると、出版社や作家
の人たちは今以上に収益を上げる事が難しくなりますので、簡単にはこの様な
システムにはなりそうも無いのが辛い所です。
　まあ、"既得権(システム)にしがみつく人"vs"自由商売"と言う構造ですな。
(かね)


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