更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


それさえもおそらくは平穏な日々 第7回へ 第9回へ

作品名 それさえも
おそらくは
平穏な日々
作者 たがみよしひさ
原作者 ------
総巻数 1巻
掲載雑誌 ウィングス
出版社 新書館
第1巻
初版日
1986/05/10
評価 画質 ☆☆☆★★
ストーリー ☆☆☆★★
キャラクター ☆☆☆★★
オリジナリティー ☆☆☆☆★

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「かねやん」のーと

『SFか・・・何描くべーかな』『コブラみたいの描けば 売れるかもよ』『メカに時間がかかるからパス』『メカの出てこないSFなんてあるの?』『本格派はね・・・』、『メカは逃げなんさ メカ描きゃSFらしさは嫌でもでるでの・・・』
自身の日常をモチーフにパラレルワールドを描いた読切SF作品
「それさえもおそらくは平穏な日々」
作品中で、たがみよしひさ氏自身の言葉として語られる台詞です。

1982年の結婚を直前に控えたたがみ氏自身の日常生活の中で、いくつも存在する平行世界に彼自身が無意識の間に移動してしまうと言うストーリーで32Pの作品です。(うわー。改めて書くと古い作品です)

この他にも「それさえもおそらくは平穏な日々」シリーズは有り、6作まであります。最後の
"妄想超人マイナマン"(32P)
は思いっきりファンタジーしていますが、それ以外は20P以下の短編となっています。
叉、1〜3作はたがみ氏自身の生活をモチーフにしており自宅まで登場する徹底ぶりです。

たがみ氏自身ショートショート作品に思い入れがあり、その実現手段として発表した作品群であるらしく、後書きにも、ショートショート作品に対する思いがつづられれています。

日常での本格SFに取組んだ実験的作品としては十分楽しめますが、いかんせんページ数が少ないためストーリー展開に窮屈な所もあり、評価の別れる作品だとは思いますが、私自身は大好きなシリーズです。
大体ネーミングがいい。

「それさえもおそらくは平穏な日々」

これだけでなんだか不思議な気分になるのは私だけだろうか?たがみ氏のセンスはすばらしいですね。

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