更新 :2005/04/17 13:15
かねやん企画
本棚の片隅
まんが談義


第３回

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作品名 BE FREE！
作者 江川 達也
原作者 ------
総巻数 １２巻
掲載雑誌 モーニング
出版社 講談社
第１巻
初版日		 1984/10/18
評価 画質 ☆☆☆★★
ストーリー ☆☆☆★★
キャラクター ☆☆☆★★
オリジナリティー ☆☆☆☆★

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「かねやん」のーと

学園コメディーは、漫画作品の中でも王道的テーマです。よって、少年誌等では必ず描かれるテーマです。そんなテーマに、"壱河市立明北高等学校"を舞台に不良教師"笹錦洸 "が繰り広げる学園ハチャメチャコメディーという作品で、当時新進気鋭だった江川達也さんがチャレンジしました。彼はこの後、精力的に作品を発表し、出版社からも引っ張りだこの人気作家へと駆け上がって行きます。
学園コメディーのお約束はやっぱり美人教師という事で、"笹錦"の憧れの人"島本圭子"や、ライバルも必要でしょのエリート教師"虎子光秀一郎"、ストーリーの幅を広げる個性的な"伊福部昭子""丘野ひろみ"といった生徒達を巻き込んで、物語はドンドン膨らんでいきます。
まあ、一部ストーリーが破綻している部分はあるのですが、強引な展開で読者を引き付けます。
それまでの学園コメディーと言うと生徒が主人公であったものが、漫画世代の高齢化と共に、教師を主人公に据える"ハシリ"となった作品です。（コメディー系に限っての話でね・・・）
この流れは現在の"GTO"等に引き継がれ大爆発する事になりましたが、こちらは今現在も進行中のストーリーですので、ご存知の方も多いと思われます。
連載雑誌が"モーニング"で、ある程度ヤング向けで作られていることもあり、ストーリー展開の必要以上にHシーンが多用されているので、女性読者には向かないかもしれませんが、教育や社会に付いての強烈な批判や問題提起などもあり、深読するとけっこう考えさせられる作品です。
でもやっぱり、基本的には単純なギャグコメディーとして楽しむ事ができます。
本作品を一番楽しめるのは大学生〜就職間もない男性諸氏だと思われます。もし、当該年齢の方で本作をご存知無い方々がおられましたら一読をお勧めいたします。

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